ロッシ
ロッシ
ロッシ
ロッシ
あっぱれである。
初戦あたりは、マシンがあきらかに劣勢で苦戦している気配があったが、6戦して5勝。もう誰も止められませんね。
20世紀の終わり頃、同じような状況がありました。
そう、ドゥーハンです。
彼も常にトップを走り、レースをコントロールし
憎たらしいほどうまくて強かった。
レースを見るのがイヤになるくらい・・・。
実際その時代は250や125のレースの方が断然面白かった。
日本人が活躍していたこともあったが、その中心は現在の最高峰クラスの王者「ロッシ」
優勝したら、ファンを巻き込んでの派手なパフォーマンス!
鶏男やオランダ嫁を後ろに乗せて、空回りさせた後輪からは、派手なタイヤスモーク。
レーススケジュールを狂わせ、注意される始末。
ドゥーハンが強すぎて、退屈なGPの中継を楽しみにさせていたのが彼でした。
今では大人になり、ドゥーハンと同じような無敵の存在になったロッシだが、ドゥーハンの時のように退屈なレースにはなっていない。
ドゥーハンができなくてロッシには出来た事。
「最強マシンからそうでないマシンへの乗り換え」
ドゥーハンの時も何度も噂に挙がって消えた
ホンダ→ヤマハへの移籍。
ライダーとして、その道を選択した場合、成功すればライダーの力が認められるが、
失敗すれば、今まで積み重ねた勝利は、マシンのおかげ
という事になってしまう。
自分の力を試したい本能と、速く走るために現時点で一番速い馬に乗りたい本能。
ドゥーハンが出来なかった事を
ロッシはやり遂げて、自分の力を証明してしまった。
私が今後のロッシに期待する事。
1.近年、2輪でも4輪でも見た事がない、世代交代を見せて欲しい。
ドゥーハンは、怪我を言い訳に勝ち逃げしてしまったし、
シューマッハが本領を発揮する前にセナは天に召された。
あれほど強かった千代の富士が、貴乃花に破れ体力の限界を感じ引退したように・・・。
かつて、ケニーロバーツがスペンサーと死闘を繰り広げたあと、敗れてライダーを引退したように・・・。
すがすがしい、世代交代を久しぶりに見てみたい
2、若いうちに2輪を卒業して、F-1でチャンピオンになって欲しい。
サーティス以来の2.4輪チャンピオン。
ロッシ以外に可能性のある選手はいるだろうか?
4輪より2輪のレースの好きな私は、以前はこんな事少しも思わなかったが、
今はそれもアリだと思っている。
ロッシならあっけなく出来てしまいそうだし、
2輪ファンも彼なら快く送りだしてくれそうな気がする。
トップドライバー達にライダーの実力を見せつけてくれそうな気がする。
正反対の二つの道だが、彼がどっちを選んでも
モータースポーツファンとしては見応えがあるに違いない。
それとも彼自身、浅はかなモータースポーツファンが考えつかないような、驚くべきプランを練っているのだろうか?
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