先日まで行われていた、マレーシア セパンでのmoto-gp テスト。
どうやらミシュランが、16インチのフロントタイヤを持ち込んだらしい。
16インチタイヤと聞くと、我々少し上の世代だと懐かしい響き!
胸がトキメクなぁ(笑)
83年にスペンサーがタイトルを獲得したNS500には前後、
その頃の多くの走り系の市販車が、フロントに16インチを履いていた。
その頃は、小径タイヤ故の優れた旋回性を、フロントに与える為だったのだが、今回の狙いは何なのか?
最近の主流は17インチだが、レースではもう何年も前から、16.5インチなる中途半端なサイズのホイルが採用されている。
ホイルが小さくても、実際の外径は17インチとほぼ同じなので、
扁平率が高く、それに伴いタイヤのプロファイルが、より尖ったカタチになっていると思われる。
尖っているって言う事は、バンクした状態での設置面積が増えるという事(倒し込みもクイックになる)なので、確実にエッジグリップは上がっているだろう。
想像するに、それを更に押し進めたのが16インチだと思われるのだが、フロントだけに採用しているあたり、BSの攻勢をかなり意識しての開発だろう。
その証拠に、今期からミシュラン→BSに履き替えたライダーは
BSのフロントタイヤを絶賛している。
(逆に中野はリアがいいとコメントしてますね)
時代は繰り返すというが、
昔より遥かに高度化したマシン開発の中で、
何を重視するかによって、昔主流だったアイテムが復活してくるのが面白い。
要はバランスという事なのだろうが、
ホンダで言うとプロアームが復活したり、尻下がりのテールカウルが主流になったりしちゃうかもね(笑)
あ、もしかして2st復活も?? (笑)
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