マルクマルケスが最終戦欠場を発表した。
トレーニング中に転倒した時に古傷の眼に問題が生じたらしい
右腕の状態は外野からはわからないが
最近は徐々に勝てる走りを続けられるようになっていただけに残念な限り。
ただ、それより影響がデカいのは
最終戦後のテストも走れないという事だろう
昔と違いテスト日数が限られていて、
このテスト以降(ルーキーを除く)レギュラーライダーが乗れるテストは、2月5.6日のセパンだ。
開発スケジュールを考えると、
このテストでベースの仕様を評価選択して、次のセパン、その後に続くインドネシアでのテストで煮詰めていかないと、来シーズンを棒に振る事にもなりかねない。
右腕怪我前までのマルケス
マルクマルケスは右腕のケガの前は圧倒的な走りをしていた
2019年は1度のリタイアを除き、すべてのレースで1位か2位でフィニッシュ
2020年に怪我したへレスでも、一度コースアウトした後の猛烈な追い上げは、他の選手が動くパイロンにしか見えない状態(結局、転んでけがしてしまうけど)
まるで赤子の手をひねる如くオーバーテイクしていく様は、絶望すら感じさせるほどでした
それから1年近く休み
今年復帰した時に訴えたの、バイクに対する違和感だった・・・
「超人」マルケススペシャル?
マルケスがmotogpにデビューしてから
他のホンダライダーの成績が低迷したこともあり
ホンダのバイクは、他のライダーには乗りづらいけど、マルケスだけが速く走れる「マルケススペシャル」だと言われることも多い。
でもそれはマルケススペシャルだったではなく
「超人」マルケススペシャルだっただけではないのか?
猛烈な才能に加えて、超人的なフィジカルや反射神経を生かして、速く走るマルケスに合わせた「超人」マルケススペシャル
「超人」マルケススペシャルに違和感を訴える現在のマルケスは
「人間」マルケスになってしまっただけではないか?
「超人」マルケススペシャルのマシンに文句を言う「人間」マルクマルケス。自分の感覚と、思うように動かない身体のズレとの格闘に葛藤してることだろう
それだけに、今回のテスト欠席は痛い
人間でも速く走れる仕様のマシンが完成したら
マルケスはまだトップを走れるライダーに違いない。
怪我が完治したらチャンピオンも何度も取れるだろう。
今までのターミネーターを思わせるような感じじゃなく、人間マルクマルケスが人間臭くレースを戦って勝利したら、もっと人気が出て、サーキットが真っ赤に染まるのではないだろうか
来年から黄色い人もいないしね
さてさて
今のホンダライダーにマルケスの代わりに、適切なマシン仕様を決定できるライダーはいるのだろうか
いつマルクが復帰するか含めて、オフシーズンのテストにも目が離せなくなりますね
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