影の主役

遅々として進まない自家塗装。
まだ白いまんまです。

ただ、全然進んでない事はない。
遠目には白いままだが、ゼッケン部分の白い部分は終わりますた。

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塗装が終わって良かったなと思えるのは、磨きまくってワックスかけて
景色が写り込むほどに、輝く塗面を見た時。

いわゆる鏡面。
ツヤツヤの状態である。

ぶっちゃけ、ツヤが出れば成功。

つやを出すにはどうするか?
磨けばいいじゃん。

極論すれば、塗装面は磨けば光る(コツは必要ですが)
とにかく磨きまくればいいのです。

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ただ、磨くという事は、別の言い方をすれば、塗装面を薄くしていくという事
磨きすぎれば、当然下地が出てしまいます。
下地が出ればやり直し・・・。

それがわかってくると、なるべく塗装面を磨かず(削らず)にツルツルにするべく
努力するようになります。
(でも、素人が缶スプレーで塗ると、たいがい塗装面は凸凹になりますな)

1 塗りの段階で、ツルツルに塗る(これが出来ればプロですよ)
2 仕上げのクリアーを塗る前に、塗料を重ねながら凸凹を削りながら、ツルツル面に近づけていく

もちろん私の場合、1の技術は無いので2の方法を駆使するのだが、凸凹を削るという事は
せっかく、のせた色を削り落としていく事になるから厄介。

そこで、登場するのが「捨てクリア」と呼ばれる技。

色を塗った後、凸凹塗装面の上にラッカークリアーをヌリヌリ
最後に塗るクリア(ウレタンクリア一本2500円)より安価(一本1000円以内)な
クリアを色の上に塗ってそれを削るのだ。
そのクリア面を削るから下の色には影響せずに、凸凹を解消できると言う訳。

最初に考えた人、尊敬します。

二色以上に塗る時も、「捨てクリアー」が大活躍。

塗り分けのマスキングが甘く、塗料が少しはみ出したりした時(素人がやれば大抵少しははみ出ます)
「捨てクリアー」を塗ってあれば、はみ出した部分を、ペーパーで削ってやれば
ベースの色に影響なく修正可能!

こんな小技を多用しながら、ペイントは進んでいく。

仕上げのウレタンクリアーを塗れば見えなくなっていく「捨てクリアー」部分。
しかも、その大部分は水研ぎされ、ペーパーに削られて、排水溝に流れていく運命。

仕上がってしまうと目には見えないけど、我々素人ペインターにはありがたい
「捨てクリアー」。

モリワキカラーや、ツヤツヤアンダーカウルの下には
こういう陰の主役がいたのだ!

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