継続は力なり

200戦目の初優勝

アルゼンチングランプリ MotoGPクラスでアプリリアのアレイシ・エスパロガロがポールtoウインで優勝しました。

アプリリアからするとMotoGPになってから初ポール+初優勝。

アレイシに至っては、GP初優勝。
MotoGPクラスだけではなく、他のクラスでも優勝経験なかったのです。

GP参戦通算200戦目での初優勝は、もちろん史上もっとも遅い。
ペトルッチの124戦目をはるかに上回る記録だ。

MotoGPクラスは、各クラスのチャンピオンとか、優勝経験者などの猛者が集まるプレミアムクラス。

そんな中、優勝経験もないアレイシが、2015年スズキと契約してアプリリアに移籍。現在までワークスライダーとしてシートを確保し続けている。

通常だと、レベルの高い選手権でなかなかないケースだと思いますが、やはり本人の人柄や仕事に真摯に取り組む姿勢ゆえなのだろう。

諦めない走り

今回のレースでの見どころはホルヘマルティンをストレートエンドでオーバーテイクするシーン。

2度同じ抜き方をトライして、1コーナーでスピード落としきれず抜き返されるもあきらめず3度目で見事に前に出てそのまま逃げ切り。

諦めない心の強さが感じられて、とても気持ちよく感動的だった。

「継続は力なり」

夜中から勇気をもらえる素晴らしいレースだった。

MotoGPが最高に面白い

この優勝で現在MotoGPに参戦しているメーカーはすべて優勝を経験したことになります。

今回のアプリリアのレースを見てもストレートでドゥカティを抜いたりと、ラッキーとかフロックとかいう事では全然なくて、そのまま突っ走ってもおかしくない勢いを感じます。

少し前まではホンダとヤマハのワークス4人だけが勝つチャンスがあるという状態が長く続いていたクラスでしたが、今は本当に誰が勝ってもおかしくない状態。

ホンダは半ば騙された感じだったのかもしれないが、共通電子制御の導入とコンセッション方式の導入は、少なくとも興行面で見ると大成功だと言えるでしょう。

なんだかよくわからない方向に進んでいるF-1とは対照的で、いい方向にむかってるなぁと感じます。

実質マルケス1強の時代よりも断然おもしろい!

推しのホンダがなかなか勝てないのは悔しいけどね。

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