有料サイトなので、リンクではなく引用(トーチューF-1 EXPRESSより)
ホンダの福井威夫社長(62)は19日、東京・港区の本社で恒例の年末会見を開き、子会社のモビリティランドが所有する鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)の大改修計画を明らかにした。今年限りで20年間開催してきたF1日本GPの開催権を失ったが、その座を奪回するためにピットおよびパドックなどの付帯設備の大改修を決断したようだ。着工は2007年シーズン終了後とみられ、オフ・シーズン中に工事を完了。08年からは生まれ変わった鈴鹿が誕生する運びとなった。(田村尚之)
20年間も守り通してきたF1を失ったホンダの福井社長が、暮れも押し迫った師走に“反撃ののろし”を上げた。傘下の鈴鹿サーキット大改修計画だ。
恒例の会見では、F1で念願の初勝利を挙げ、2輪のMotoGPでのタイトル独占を誇らしげに語り、06年の世界販売台数が2輪1270万台(前年比103%)、4輪355万台(同105%)、発電機などの汎用が640万台(同115%)と過去最高を更新する見通しとなる景気の良い話でスタート。その後、数々の事業計画を明らかにし、締めに鈴鹿の改修を打ち出した。
「F1奪回」というキーワードこそ避けたものの、言葉の端々からはその思いは漏れ伝わる。トヨタ傘下の富士スピードウェイ(静岡県小山町)が来年から5年間の日本GP開催権をFOM(F1管理会社)と交わしたが、08年以降については鈴鹿との交互開催がうわさされるなど流動的。それを見越した大改修と取れる。
が、F1開催はあくまでも鈴鹿サーキットの事業。改修も鈴鹿の事業としっかりと線引きし、「開始時期はこれからの検討事項だが、シーズン・オフ中に完了したい」と言うにとどまった。
鈴鹿はロードレース世界選手権(WGP)とF1を開催するため、86~87年のオフにピットとパドックを新装したが、すでに20年という歳月がたった。改修の一報が流れた鈴鹿では「今のスタンダードに合わせるための措置。ただし、F1うんぬんというより、毎年行っている改修事業の一環。より多くの人にレースを楽しんでもらうため、まず参加者の利便性アップです」と広報が状況を説明。明言は避けたが、07年シーズン終了と同時に着工し、08年シーズンの開幕までには作業を終えるスケジュールとなるはずだ。
いずれにしろ、サーキット付帯設備の近代化を迫られていた鈴鹿がついに大英断。20年前の改修でも120億円近い巨費を投じており、今回はその数倍もの費用が予想されるが、モータースポーツ、いやF1が文化として根付いている「聖地」には乗り越えなくてはいけないハードルなのだろう。
「再び鈴鹿でF1が開催できるよう、モビリティランドを通しながら活動していきたい」と福井社長。“奪還”へ着々と準備を進める覚悟だ。
周辺施設だけでなく、コースレイアウトにもメスが入るのか?
今の鈴鹿のレイアウトは好きだけど、アッセンの件もあるし
思い切って近代化するんでしょうかね?
伝統と近代化・・・
どの辺で折り合いを付けてくるのでしょうか?
コメント