まさかNorickまでもが・・・

何で今年は訃報が多いのだ。
マエジュン、あべちゃん(阿部孝夫)、沼田、奥野。
まさか、ノリックまでもが・・・。

日付が変わる頃、一報を受けて
それでも信じられなくて、
トーチューは完全にサーバーダウンしちゃってるし、
一般ニュースでは良く状況が分からず、情報が少ない中で、ブログに書いてもと思い、寝床についたのだが、やっぱり眠れずに夜中からキーボードを叩いている。

90年代前半、GPファンを勇気付けていたのは間違いなく彼の活躍だった。
今までの日本人ライダーにはない、スケールの大きい走りで未完成ながら、トップに喰らいついていった。

その頃125や250ccクラスでは、日本人ライダーが勝ったり、表彰台に上るのは半ば当たり前のような感じだったのだが、やはり500ccは別物。 彼が出てくるまでは、チャンピオンの夢さえ見せてくれない状況だった。

今年チャンピオンになったストーナーやペドロサが、「若い若い」と騒がれるが、94年に鈴鹿でトップ争いをしたのが18歳の時。
今思い返しても当時の衝撃は大きかった

それから初優勝までは2年を要したが、それでもフレディースペンサーに告ぐ年少記録ということだ。

あるものは、スペンサーの再来だと騒ぎ
あるものは、漫画「バリバリ伝説」の主人公、巨摩郡と重ね合わせて、その活躍を見守った。

どっかのサイトからのパクリだが

「ロナウジーニョが憧れた日本人サッカー選手は居ないだろう。ケン・グリフィーJrが憧れた日本人野球選手は居ないだろう。ミハエル・シューマッハが憧れた日本人ドライバーも居なかっただろう しかし、バイクレースの世界には世界の超一流ライダーに影響を与えた日本人選手が居るのだ」

そう、GP界最強の選手バレンティーノロッシもノリックのファンで、自分の苗字ロッシとノリックの名前のノリフミを掛け合わせて「ろっしふみ」という名前を作り、「ろっしふみがんばって」と書かれたステッカーを今も自分のマシンに貼っているではないか・・・。

それだけでも凄い事だよね。

今回の悲劇は一般道で起こってしまったのだが、
最近のノリックは、サーキットにおける安全という事に特に力を入れて訴え続けていただけに、実に皮肉なものだ・・・。
奥野選手がクラッシュした菅生では、ライダーを代表してオイル処理に当たり、
沼田選手がなくなった岡山国際に強く働きかけて、クラッシュパッドを追加させたり・・・。

それなのに・・・

運命ってなんなんだろう。
本当に残念です。

ワイドショーとかで、往年の大物俳優や大物歌手が亡くなったときに、リポーターが使う慣用句に
「一つの時代が終わったような気がします」
という表現があるが、個人的には正にそういう気持ちです。

ショックで
支離滅裂になっているかもしれませんが、

ご冥福をお祈り致します。

夢をありがとうございました。

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