第六感

2輪の方は、フィリップアイランドで順調にテストを消化している中で、ロッシは今日もバレンシアでF1テスト。

全15台中9番目のタイムだったらしい(シューマッハの1秒落ち)

世界に何十人といないエリートドライバー集団の中で、経験の少ないロッシがポンとこれぐらいのタイムを出してしまうのは、スゴいとしか言い様がありません

こうして順調にF1テストをこなしていくと、来年からのF1転向が現実味を帯びてくる。

本人は、最後にmoto-gpでチャンピオンを決めて、ステップアップする目論見を立てていると思われるので、
「4輪にうつつを抜かしている間に、他のライダーに頑張ってもらって、ロッシのチャンピオンを阻止してしまえば、もう少し2輪の世界にとどまってくれるかな?」と変な期待もしてみたくなる(笑)

**********

故アイルトンセナには、有名な「セナ足」と呼ばれるテクがあった

セナ足とは、1秒間に6回前後微妙なアクセル開閉を繰り返すことで、エンジンの回転数を維持したり、立ち上がりのホイルスピンを押さたりするテクニック。
セナはこのテクニックを使って当時、誰よりも速く走っていた。

一方、シューマッハというドライバーの走りをテレメトリで解析すると、すべての動作に探るような部分が無いらしい。
アクセルを開けるときも、スムーズに限界付近まで開けていて
無駄な開閉とは無縁だという。

たぶん、彼には第六感みたいなものがあって、タイヤの限界を事前に察知したり、今現在の横G、縦Gなど重力の変化を、高度に正確に感じ取れるセンサーが体の中に付いているのではないか?
もちろん、そのセンサーからの指令を正確に実行する反射神経や、肉体も兼ね備えているのは当然として・・・。

*********

最近のロッシの活躍を見ていると、ロッシにもそういう能力があるのではないかと思えるようになってきた。

他のライダーが苦しんでいる中で、一人だけ後半にペースアップしたり、同じペースで走ってもタイヤを温存できたり・・・

限界をねじ伏せる(スライドコントロール等の)テクニックとか、体力や、反射神経等とはまた別の次元で、ライディングをする上での特別な感覚。彼独自の限界予知能力みたいなものが働いているような気がしてならない。

その能力が本当に備わっているなら、より繊細で正確な「操作」が要求されるF1にいっても、あっさりとチャンピオンになってしまいそうな気がする。

コメント

タイトルとURLをコピーしました