ここ数日全く写真撮ってないのに
現像テストしまくって、目がチカチカ(笑)
個人的には、
写真の楽しみは撮るの半分、現像半分だと思っております。
デジタルのいいところは
素人がアナログ時代にはなかなか手が出なかった
凝ったことが出来る事ですよね?
(たぶん)昔は撮るだけで、その後は写真屋さん任せだったのですから。
パソコンなど初期投資は必要ですが
その後はタダで、いろいろと出来ちゃう。
いい時代です(^^)
RAW現像のソフトには、いろんなエフェクトが用意されてますが
その一つにクロスプロセス(クロス処理、クロス現像)という処理があります
![before](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2015/01/before-333x500.jpg)
例えば、先日の廃墟でのこんな写真。
これはjpg撮って出し。
![クロス処理](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2015/01/51805197cce3891059993a70a27c6993-407x500.jpg)
Apertureを使ってクロス処理してみます
![after](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2015/01/after-333x500.jpg)
ま、よくある感じですが
ちょっと違う雰囲気になりました。
こういった色味の写真、最近は比較的よく見ると思います
スマートフォンのアプリとかでも、こういうフィルターがあったりしますしね
こんな処理をすると「インチキ」呼ばわりし反対意見をいう人が必ずでてきます
自分はいいと思うのだけど・・・
表現のひとつだし!
で?クロスプロセスってなんなの?
ググってみました。
この辺りが分かりやすく解説してますが
引用すると
要は本来ポジフイルム用の現像液で現像するのを、ネガフイルム用の現像液で現像する手法の事を言います。
異なった現像液を使用するため、当然、適切な色やコントラストも得られないのですが、
なんとも味のある画像に仕上がる事もあり(もちろん失敗も多々ある)、
予測不可能なところがなんとも魅力だったりします。
とあります
昔の人たちは、現代のように恵まれた環境ではなくても
個性を求めて、いろんな手法を編み出したんですね。
おまけのタングステンフィルム
![タングステン](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2015/01/1d9b6713291a47973068b51d3b0ce545-333x500.jpg)
一方でこういう表現もあります。
デジタルだとホワイトバランスを弄れば朝飯前ですが
これにもやはり元ネタがあります
白熱球の光源下で、使用する「タングステンフィルム」を
あえて自然光の中で使用すると、こういう感じになるんですね
やはりこれも
イレギュラーなフィルムの使用方法で、
意外性のある写真が撮れたのが定番化したんだと思います。
これらの事を踏まえてまとめると
こういう処理も、個性を求めて写真道を精進した先人たちの努力の結果なんですな。
だからインチキなんていうと、昔の人にすごく失礼になります(笑)
先人達の知恵と情熱に敬意を払いながら
節度を持って取り入れたいものです。
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