揉み出し

今日は、珍しく明るいうちに整備できる時間が出来たので、洗車がてら久しぶりにキャリパーの洗浄&揉みだしをした。

この作業、それなりの工具があれば簡単かつ効果絶大。
作業後は、100パーセント確実に誰でも効果が分かります。
これで効果なければ、よほど他の部分の調子が悪いか、恐ろしく鈍い人間かどちらでしょう(断言)。
それぐらい効果があります!

さて、やり方は

キャリパーを外す。
パッドを外す。
そうすると

こんな感じでキャリパーピストンが汚れているはず。
(何年も手入れしていなかった場合は、錆びている可能性大)

ブレーキレバーを握って、最初の状態より少しだけピストンを出します。場合によっては次のような工具が便利。

ハスコーのキャリパーピストンツール
値段は少々高いですが、あると便利なツールです。
柄を握ると、先が開く構造になっていて、キャリパーピストンを内側からガッチリ掴む事が出来ます。

この汚れを、中性洗剤を使って古歯ブラシでゴシゴシ。
前記のツール等を効果的に使って(使わなくても工夫すれば出来ます)掃除します。

このようにピカピカに!

この後、シリコングリス(他のグリスは絶対に×、シール類を痛めます)をヌリヌリして、ピストンを押したりブレーキレバーを握ったりを繰り返す(これが揉みだし)

何度か出し入れを繰り返していると、格段にピストンの動きがスムーズに!
後は元通りに組み直して、作業終了。

注意点は、 左右同時にキャリパーを外して作業しない事(やれば分かります。床がブレーキフールドの海になります)

作業後に必ず手応えが戻るまでブレーキレバーを数回ニギニギすること。

今回も結果は良好。
試走中は意味もなくブレーキを掛けてしまいますw
掃除してグリス塗るだけの作業だけど、同じ労力の他の整備より絶対確実に効果が体感できます。

最低1000キロ毎ぐらいには、行いたい作業ですね。

ブレーキは重要保安部品です。整備に自身のない方や十分な工具を有してない方は、信頼できるお店に任せましょう。

またこのサイトを真似して作業して起きた事故などに関しては一切責任負えませんので悪しからず。

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