Aperture
僕は君が大好きだ
今でも変わらず・・・
しかし君の開発を終了するとAppleが発表してから
僕はずっと不安な日々を送っていた。
すぐ使えなくなるのは無いことは解っていたし
Lightroomの圧倒的な現像力は解っていても、君の写真管理力は
数万枚の写真を抱える僕にとって欠かせない存在だった。
手助けが必要な時だけLightroomにスポットで頑張ってもらっていたが
もう先が無いのがわかってる君を、使い続ける事にどれ位の意味があるだろう。
ずっとMacが好きで
当然にようにiPhotoから君に乗り換えて
喜んで使ってきた。
しかし、冷たい事を言うようだが
所詮は道具でしか無い
僕は、僕が成長して、これからも理想のイメージを生み出していくためには
前に進み続けていかなければならない
立ち止まるわけにはいかないんだ。
今日、やっと決心がついた。
何度かの乗り換え失敗を乗り越えて
事前の綿密なリサーチと、膨大な作業にある程度の目処をつけ
どうにかLightroomを軌道に乗せ始めた今
HDDに残る、君のライブラリーはHDDの容量を圧迫し続けている。
奮発して3TBのモデルにしたので
まだまだ余裕はあるけど、君のデータを残しておくと
僕は楽な方に、楽な方に気持ちが逃げかねない
決断の時だ
ライブラリーが2重になってしまったために、膨れ上がる写真の容量。
それは僕自信の未練の象徴だ。
好きだけど
好きだけど
前に進まなければいかないのだ・・・
思い返せば、メインマシン乗り換えの時
今年前半、HDDが突然死した時も、僕は、Time Machineに助けてもらい
このデータを守り続けてきた。
命の次に大切なデータ。
君のライブラリーを自らの手で、葬り去る日が来たのだ・・・
ピクチャフォルダの中で輝く、Apertureのライブラリ
その一項目を選択し、ゴミ箱に放り込む。
そしてゴミ箱を右クリックして、ゴミ箱を空にする
このデータがこの世の中から無くなるわけではない
デジタルデータはそっくりそのまま劣化もせず、Lightroomのマスターにコピーされている。
それでも、やはり感傷的になってしまう瞬間だ
Apertureとの思い出が走馬灯のように蘇る・・・
流石に900GBを超えるデータだ
瞬時にゴミ箱が空にはならない・・・
処理されるまでの何分間か、
iMacの画面をただ眺めていた
思い出に浸るように・・・
結果、写真のデーターは半分に!
iMacは空き容量を取り戻した。
非常に未練がましいようだが
Apertureを立ち上げてみた
当たり前だが
きれい、さっぱり一枚の写真も表示されない。
寂しいが
僕が決断したこと
前を向いて歩いていくために、僕自身が選んだ道なのだ
後悔はない
いや後悔はしない!
これからも僕は、理想のイメージを追い求めていく。
いままで、ありがとう
Aperture!
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