ほどなくして針尾送信所に到着。
[mappress mapid=”113″]
※場所はココです
高さ135m~137mの鉄筋コンクリート製のアンテナが
3本そびえ立つ光景は客観的にみて異様。
写真が下手でスケール感がわかりませんが
建物で言うと45階建相当ぐらいか?
グーグルマップの衛星写真でも、3本のアンテナがハッキリ確認できます。
こちらの施設
建築されたのは1922年(大正11年)ですから、築93年になります
当時は長距離通信の主流だった長波通信の為に
このような巨大な施設が必要だったとのこと。
その後、短波通信が主流になり
早い段階で、あまり重要な施設では無くなったとのことですが、
それでも1997年までは、補助的に使用されていたようです。
日本には他に同様の施設が何箇所かあったようですが
いずれもすでに取壊されていて、現存するのはこちらだけ
現在は公式に電信室などの施設の見学もできますが
正月はおやすみということで丁寧に施錠されていました。
一応
合法的に近づける 一本のふもとまで接近してみます。
さすがに凄い大きさで迫力がありますね。
柱の根元で太さが直径12m 先の方では3m
中は空洞になっています。
他の廃墟(産業遺構)などのコンクリートが軒並み劣化しまくってるのに比べると
びっくりするぐらい状態がいいです
見える範囲でクラックとか剥離とかは一切なし
よほど丁寧に建築されたんでしょう。
現在では無用の長物ですが 跡地利用が難しそうですし、
調査によりいまだ十分な耐震性を有しているとのことで 生き残っているのでしょうか。
廃墟に属されるかはよくわかりませんが
歴史的に価値のある建造物だと思いますし
単純に建築物として見る価値があったと思います。
防水塗装がされてない むき出しのコンクリートの高層建築で
100年近くたっても、良好なコンクリートの状態をキープしてるのは驚異的でした!
しかし
うまく雰囲気が出てないなー(写真的に)
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