先日からLightroom CCを試用しているのですが
今まで使っていたLightroom5にはなかった
「かすみの除去」という新機能が搭載されています
風景を主に撮影しているので、これは以前から注目していて、試したい機能でした。
![](https://photo-studio9.com/wp-content/uploads/2016/07/title-1.jpg)
※Studio9さんの記事が、丁寧でわかりやすいです
風景を撮っていると
どうしても気象条件に、写真の出来が大きく左右される。
晴れてる夏っぽい写真が撮りたい時に、どんより曇り空だったりとかは
スッキリと諦めるしかないのですが、
空は晴れているのに、PM2.5や黄砂で空気が汚れているとか、
微妙に霧が掛かっているなどが原因で
近景だと問題ないが、遠景がイマイチくっきり写っていないなど、諦めたくても諦められない、微妙なコンディションの時もあります。
この機能を使えば、通常だと残念写真になる写真が、救える可能性があります。
この機能がなくても
コントラストや色味の調整、マスクかけて部分的に明るくする(暗くする)などで
時間をかければ同じ結果を得られたりもするけど
この「かすみの除去」機能を使えば、スライダー一つで解決(かなり乱暴ですが)
できるのですから、大幅な現像時間の短縮になりますね。
手持ち写真で実例
どういう感じになるのか
私の手持ちの素材で比べてみたいと思います。
正月の山口県側から
霧の関門海峡、北九州門司港側を望む
![img_0378-3](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_0378-3-500x333.jpg)
結構ハードな霧です。
![img_0378-2](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_0378-2-500x333.jpg)
一応、霞はある程度解消されましたが
あの霧では流石に無理があるw 写真自体があれなのでw
![lightroom_catalog_lrcat_-_adobe_photoshop_lightroom_-_%e7%8f%be%e5%83%8f](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/991c04d9022aa5f17c9e3f61dcd724c6-500x333.jpg)
比べてみるとかなり違うことがわかります。
使える写真になったかどうかは別として
効果ははっきり確認できますね!
次は、今年夏の阿蘇
![0u3a5208-2](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/0U3A5208-2-500x333.jpg)
この日もいまいちスッキリしない空気でした
![0u3a5208](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/0U3A5208-500x333.jpg)
かすみの除去適用後。
わかりやすいように上の画像から、
かすみの除去のみスライダーを動かしただけです
すこしクドい感じになってしまったので、
もう少し調整すれば、自然な感じで仕上がりそうです。
当たり前ですが
気象条件が最高の時に撮った写真と比べると、全然ダメダメ。
ただ、旅行先だと何度も通えない事情もありますし
使いこなせれば、幅が広がるのは間違いない!
かすみの除去の効果だけ強調すると
ちょっと誤解されそうなので、
以下はうまく利用して最終的に仕上げた写真を
![img_3573](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_3573-333x500.jpg)
雨のモトクロス。
この時土砂降りでした
![0u3a4737](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/0U3A4737-500x333.jpg)
万座岬より
遠くの海岸が思い切りガスってました
![img_9040](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_9040-333x500.jpg)
水族館で。海の中がクリアに。
![img_0445](https://takkaja.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_0445-500x333.jpg)
工場夜景
やはり控えめに使ってベースをしっかり作って
微調整が吉なようです
結局まとめると
「かすみの除去」使えます。結構便利です。
しかし思ったイメージに近づける手助けにはなるけど、万能ではない。
使いこなすセンスも、もろに出る
魔法のような機能ですが、最終的な結果は、当たり前だが、やはり元写真次第ということか‥
そう考えると
結局風景写真なんて、大したテクニックも要らない(誤解を招きそうですが)ので
結局テク以上に、忍耐力(妥協しないしつこさ)・経済力が大事なんでしょうね。
自然相手は、それが厄介でもあり、素晴らしくもある。
結論はそこに行き着いてしまいます・・・
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