先日からLightroom CCを試用しているのですが
今まで使っていたLightroom5にはなかった
「かすみの除去」という新機能が搭載されています
風景を主に撮影しているので、これは以前から注目していて、試したい機能でした。
※Studio9さんの記事が、丁寧でわかりやすいです
風景を撮っていると
どうしても気象条件に、写真の出来が大きく左右される。
晴れてる夏っぽい写真が撮りたい時に、どんより曇り空だったりとかは
スッキリと諦めるしかないのですが、
空は晴れているのに、PM2.5や黄砂で空気が汚れているとか、
微妙に霧が掛かっているなどが原因で
近景だと問題ないが、遠景がイマイチくっきり写っていないなど、諦めたくても諦められない、微妙なコンディションの時もあります。
この機能を使えば、通常だと残念写真になる写真が、救える可能性があります。
この機能がなくても
コントラストや色味の調整、マスクかけて部分的に明るくする(暗くする)などで
時間をかければ同じ結果を得られたりもするけど
この「かすみの除去」機能を使えば、スライダー一つで解決(かなり乱暴ですが)
できるのですから、大幅な現像時間の短縮になりますね。
手持ち写真で実例
どういう感じになるのか
私の手持ちの素材で比べてみたいと思います。
正月の山口県側から
霧の関門海峡、北九州門司港側を望む
結構ハードな霧です。
一応、霞はある程度解消されましたが
あの霧では流石に無理があるw 写真自体があれなのでw
比べてみるとかなり違うことがわかります。
使える写真になったかどうかは別として
効果ははっきり確認できますね!
次は、今年夏の阿蘇
この日もいまいちスッキリしない空気でした
かすみの除去適用後。
わかりやすいように上の画像から、
かすみの除去のみスライダーを動かしただけです
すこしクドい感じになってしまったので、
もう少し調整すれば、自然な感じで仕上がりそうです。
当たり前ですが
気象条件が最高の時に撮った写真と比べると、全然ダメダメ。
ただ、旅行先だと何度も通えない事情もありますし
使いこなせれば、幅が広がるのは間違いない!
かすみの除去の効果だけ強調すると
ちょっと誤解されそうなので、
以下はうまく利用して最終的に仕上げた写真を
雨のモトクロス。
この時土砂降りでした
万座岬より
遠くの海岸が思い切りガスってました
水族館で。海の中がクリアに。
工場夜景
やはり控えめに使ってベースをしっかり作って
微調整が吉なようです
結局まとめると
「かすみの除去」使えます。結構便利です。
しかし思ったイメージに近づける手助けにはなるけど、万能ではない。
使いこなすセンスも、もろに出る
魔法のような機能ですが、最終的な結果は、当たり前だが、やはり元写真次第ということか‥
そう考えると
結局風景写真なんて、大したテクニックも要らない(誤解を招きそうですが)ので
結局テク以上に、忍耐力(妥協しないしつこさ)・経済力が大事なんでしょうね。
自然相手は、それが厄介でもあり、素晴らしくもある。
結論はそこに行き着いてしまいます・・・
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