その3から続く

ツーリング翌日、1日お休みがあったので壊れたエンジンをバラしていきます。
急ぐこともないけど、早めにやらないと何ヶ月も放置してしまいそうだったので・・・
エンジンを下ろす(時系列)

作業開始から5分。
外装外したりするのはレーサーなので楽ちん
作業開始から10分

キャブレターやマフラーが外れました。
構造シンプルだし、余計な物ついてないから整備嫌いの自分でも簡単です。
作業開始15分

配線やワイヤー類を外し、オイルクーラーのホース外して余分なオイル抜きます。
新品の色を残した赤いオイルが鮮血のようで痛々しい・・・
作業開始20分

反対側に回ってチェーンやスプロケを外す
作業開始25分

パンタグラフジャッキをかけて、エンジンマウントのボルトを外し、少しずつ下げていく。
対して重くないエンジンだから力技でもイケるけど、道具使って楽させてもらいます。

作業開始から約30分。
無事エンジン下りました。
エンジンをバラす

エンジンスタンドに載せて

改めて被害状況確認。パックリと穴が空いていますね
考えても塞がるわけじゃないけど、何度見てもため息

左側のカバーを外し

フライホイールをプーラー使って外す。
いつも外すのに工具をしばき倒して、苦労してなんとか外す感じだけど、ここが走行中に緩んでくる人がいるのが信じられないw

ステーターコイル。
これも突然死することがあるらしいので予備を用意しようしよう。。
と思ってから何年経ったのか・・・

いつもは苦戦して舐めてしまうステーターベースのプラスの皿ネジは、3個すべて一発で外れたので気持ちが良い。

反対側
クラッチカバーを外していきますが、前側の3本がなにかおかしい。
他の部分はスルスルと外れるのに、手応えが重い。
どうせ、ケースは交換するので、構わずガンガン外すだけなのですが。

よく観察するとネジが傷ついていいたり、微妙に曲がってたりとエンジンブロー時の衝撃の強さが伺えます。

クラッチ周りは特に問題なさそう。

ステーターベースと同様、毎回舐めてしまうオイルポンプ取付ける+の皿ねじ2個。
こちらも一発で外れた。 ちょと幸せwww
ここで手持ちの工具で外せない部品発見。
組み立てまでに用意しよう。

腰上は前に外して軽く締めていただけなので、すぐに外れて・・・

久しぶりの腰下内部どでーん。
この時点でケースの4つのベアリングのうち、1個が何もしないのに外れてきたので、だいぶゆるくなっているよう。どのみちケースは替え時だったのかもね。

一見、ミッションには大きな被害無いかと思ったのですが・・・
なんと予想外のシフトドラムが割れてました・・・
状況的に、まちがいなく折れて暴れたコンロッドが当たってるんですが、こんな太い鉄の鋳物の部品が割れるなんて・・・
ケースの内部のアルミもかなり破壊されていましたが、ここが破損してるのは予想外でした・・・
いらない部品

使いない、使わない部品を集めて記念撮影。
実際はコレにブロー当日外した、ピストンとカムシャフトが加わります。
バイクはミッションやクラッチがエンジンと一体なので、どこまでがエンジンと定義するのが難しいところですが、車的視点だとエンジン本体はほぼ全滅。
使えるはロッカーアーム周りと、カムスプロケのみですw
ミッション周りの詳細チェックは、後日洗浄しながら行う予定ですが、純正部品だけでも結構な出費になりそうです・・・
※部品洗浄はずっと愛用してるサンエスメタルクリーン。
常温でもオイル系の汚れは落ちるのですが、温めて漬け込むとピストントップのカーボンも落とせるのでオススメ
コメント